7月26日に開幕するパリ五輪の聖火が8日夜(日本時間9日未明)、フランスに到着した。ギリシャのアテネで4月26日に引き渡しを受けたフランスの代表団が3本マストの帆船で地中海を渡って、南仏マルセイユまで聖火を運んできた。
古代ギリシャ人が築いた都市を起源に持つことから、マルセイユがフランスでの聖火の上陸地に選ばれた。聖火を乗せた「ベレム号」は19世紀末に建造されたフランスに現存する世界最古の帆船の一つとされる。船は12日間に及ぶ航海を終えて、マルセイユ中心部の旧港に8日夜にたどり着いた。主催者によると、到着式には15万人を超える見物客が詰めかけたという。
港の周辺にはステージや複数の大型スクリーンが設置され、日中にはダンスイベントが行われた。聖火が上陸した際には観衆から大歓声が上がり、付近は祝祭ムードに包まれた。
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